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大学生はF.S.S.を知らない

Category : F.S.S.
永野護を知らない大学1年生。

大野左紀子が「美大生の好きなアーティスト、嫌いなアーティスト」という記事を書いていた。

1年生向けの授業のなかで、好きなアーティスト、嫌いなアーティストのアンケートを取ったという話。

Ohnoblog 2「好きなアーティスト、嫌いなアーティスト

学生たちの挙げた名前に荒木飛呂彦、宮崎駿、浅田弘幸、中村明日美子、いのまたむつみはあっても永野護はない、というところが悲しい。

けれど、それも仕方ない。

だってF.S.S.は2005年から連載休止していたわけで、現在の大学1年生がF.S.S.も永野護も知っているはずがないからだ。彼/女らが小学4年生だった頃から大学1年になる今年までF.S.S.連載は休止中だった。

ついでなので、F.S.S.の連載休止時と再開時における読者の年齢を調べてみよう。8年半の休載によって、ほぼF.S.S.ファンのいない世代というのもありそうだ。はてどの世代だろうか?

■連載が休止した2005年における読者の年齢

おたく第1世代(1960年前後生まれ)45歳前後
おたく第2世代(1970年前後生まれ)35歳前後
おたく第3世代(1980年前後生まれ)25歳前後
おたく第4世代(1990年前後生まれ)15歳前後
おたく第5世代(2000年前後生まれ)05歳前後


■連載が再開した2013年における読者の年齢

おたく第1世代(1960年前後生まれ)53歳前後
おたく第2世代(1970年前後生まれ)43歳前後
おたく第3世代(1980年前後生まれ)33歳前後
おたく第4世代(1990年前後生まれ)23歳前後
おたく第5世代(2000年前後生まれ)13歳前後

おたく第1世代の読者としては岡田斗司夫などが有名だ。永野護もこの世代。F.S.S.の読者のなかでは少数派というイメージがあったが、映画『花の詩女ゴティックメード』の劇場ではこの世代と思しきお客さんをちらほら見かけた記憶がある。この世代は20代前半だった永野がサンライズで頭角を現すのを同世代として見ている。そういえばこの世代である島本和彦の『アオイホノオ』には永野、いつか出てくるのだろうか。

おたく第2世代はF.S.S.の読者層としては最大の世代であろう。映画版F.S.S.に直撃しているなど、F.S.S.に出合いやすかった世代。正確には70年前後生まれではなく、73年前後生まれと言ったほうがよいかも。

おたく第3世代は連載休止時に25歳前後。25歳ならF.S.S.読者になる機会はそれなりにあった、と考えてよいだろう。ほぼエヴァ世代にあたる。

おたく第4世代は休止時に15歳前後。読み始めた瞬間「8年休載」という憂き目に合った人も。F.S.S.の読者にはややなりにくかった世代。

おたく第5世代は休止時に5歳前後で、現在13歳前後。この世代の読者はまだ少ないであろう。永野の言う「ターゲットは小学生」(@ユリイカ)に最も近い世代。この世代にとっての永野ロボットは、ヘビーメタルでもモーターヘッドでもなく、ゴティックメードとなる。ファティマはデカダンでもプラスタでもなく、アシリア。

ちなみに、おたく第6世代(2010年前後生まれ)は現在3歳前後。F.S.S.信者のママやパパからジブリの代わりに『花の詩女』を見せられて英才教育される、というケースはありそう。もっとも、『花の詩女』のBDやDVDが出れば、の話だが。

そんなわけで、結論。

F.S.S.のことも永野護のことも知らない層が厚いのは第4世代以降と言えそうだ。

冒頭の大学1年生は第4世代と第5世代の中間であり、そりゃF.S.S.は知らないわけだよ。
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