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NT2014年1月号感想(連載9回)ダイグの花嫁

Category : F.S.S.
<お知らせ>
「花の詩女ゴティックメード」復活上映なるか!?
2015/05/23 (土) @大分
@TOHOシネマズ アミュプラザおおいた
https://www.dreampass.jp/e827

2015/05/24(日) @大坂
@TOHOシネマズ くずはモール
https://www.dreampass.jp/e828

※規定の枚数のチケットが売れなければ再上映されません。企画が不成立の場合、お金は掛かりません。
周囲のF.S.S.読者を誘って企画を成立させましょう。
※現状、BD・DVD化は絶望的です。
<お知らせ終>

2013年12月14日更新
2013年12月15日更新
2013年12月17日更新

ネタバレあるので、連載をまだ読んでいない人、単行本派の人、『花の詩女』未見の人は注意。
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■ 付録カレンダー
今年のカレンダーはメロウラのセルイラスト。
舞い上がる土煙のなかでレーザーを放つ姿はまるで、『花の詩女』の劇中のよう。
あのときメロウラが射出されていれば、こんなふうだったのだろう。

驚いたのは、このカレンダーイラストがそのまま今月の本編に流用されていること。
しかもカラーで!
いやー、カラーは連載再開号以来で嬉しいし、カレンダーイラストと兼用にしてしまうというのも驚いた。その手があたったかー、とめっちゃ感心した。


■ トビラ
メロウラのキャラシート。
おそらく『デザインズ4』からの先行掲載。
キャラシート見ただけで「ふぁー!」ってなった。
そういう感覚を得られるマンガは私にとってF.S.S.しかない。
キャラシートや新規デザインでなくとも、単に「新しい線」とかでも喜んでしまう。
甘い信者だな。
そういえば今までメモしていなかったけど、F.S.S.における新規キャラシートというのは、ミュージシャンで言えば新曲という感じがする。それは例えではなくて、享受したときの感動の種類が本当に同じという意味で。しかしそのような感覚に浸れるバンドは少しずつ減っているし、すべて失ったとき私はどうすればいいんだろう、と考えるとへこむな。

メロウラの全身が公開されたのは今回が初めて。
スネの側面の模様は人魚の鱗だろうか。
このキャラシートでは装甲の透明表現はなされていないようだ。左手の盾のみ透過していて、セイレーンの彫刻(絵?)が透けているのが面白い。
上半身だけ見れば、ちょっと特殊なモーターヘッドに見えなくもないと思うのだが、やはり足のシルエットが強烈だ。ただ、カイゼリン初期稿の異様なスネや足首に比べれば相当に普通っぽくなっているのだが。さすがの永野護も「あれじゃ人気でない」と判断したのだろうか。

ところで、GTMのデザインは永野にとってどんな作業なのだろう。
永野はモーターヘッドについて、
「古い」(デザインズ2)
「関節に無理がある」(ホビージャパン201301)
という意味のことを言っている。特に後者のような実感がF.S.S.大改編の動機だったと思われる。なぜなら「デザインが古い」というのはリファインで対応できるが(オージェとアウゲのように)、関節についてはそうもいかないからだ。つまり極端にいえば、GTMデザインのキモは関節であって、表層の意匠はオマケでしかない。
そう考えると、顔や肩や足などの表層的な部分をMHからもう一度デザインし直すのって、案外と面倒くさいのだろうか、とか思う。そういえば、この作者は「服をデザインするのは楽しい」とは何度も言っているが、「ロボットをデザインするのは楽しい」とは言ったことがない気がする。


■ カラミティ崩壊と東海地震
フンフト、ダイグにフィルモアの今後を尋ねる。ダイグ個人の考えは「この地に剣を向けず帝国民を移住させる」ことだが、フィルモア帝国の意向は「ナカカラおよび中原の全てを武力で制圧し 完全な支配化に置くこと」。クリスティンはダイグの言った「移住」「共存」という言葉に驚いた顔。その辺りは、多くの帝国民にとってカラミティ崩壊はリアリティのある危機ではない、という設定どおり。カラミティ崩壊って、まるで日本人にとっての地震みたいだなと思う。カラミティ崩壊という設定そのものは相当古いはずで、設定した当時の作者には現実を反映する意図などなかったのだろうが、長い年月を経て、結果的に現実とリンクしている。


■ クリスティンの血統
クリスティンの血統がアド―王の口から語られる。V家はマーカス家の末裔であったという。マーカス家というともちろん『花の詩女』に出てきたシャンディ・マーカス。当時のハイランダー。ちょっと唐突な設定公開だな。

かかる高貴な血統ゆえ、アドー王はクリスティンを産む機械として利用せよ、と言う。クリスティンが悲劇のヒロインであるというのは、そういう意味も含まれていたのか。まあ、血統史上主義のジョーカーにあって、騎士の血がそれこそ機械やモノのように貴ばれるというのは当然なのだが、にしてもこういう展開とは驚いた。


■ フィルモア帝国が払う<代償>
アドー王がミノグシアへの移住について語る。

「この地の支配はミノグシアの民だけでなく全星団の世論を動かす事が必要なのだ」
「我々は大きな大きな代償を払わねばならぬかもしれん」
「それは…」
「全星団が我らの行為に納得する程の大きな代償だ」
「この地を支配するだけの大義名分を得るための……!」


ようするにフィルモア帝国が<何か>を失うことで(代償)、ミノグシアへの攻撃・移住を全星団から是認されるよう仕向けたい、ということだと思われる。素直に考えるなら、フィルモアが失う<何か>というのは、ダイ・グとなる。つまり、カリギュラがダイ・グを暗殺するということなのか。どうなるやら。


■ サクリファイス・ニーゼル
サクリファイス・ニーゼル=ジーク母=ブラウ・フィルモア王=リリ。リリっていう名前でもあったのか。ニーゼルはフンフトに今回の縁組みについて「ご注進」したいたという。

慧茄から語られるニーゼルの過去。帝国一たらんとするニーゼルは、慧茄に3度挑み、すべて敗れている。デコースとはまた違う意味で狂っている感じ。なかなか凄い目をしている。この顔で『ゾンビ屋れい子』を思い出したけど、そういえばF.S.S.の絵ってときどきホラーマンガみたいと思うことがある。

続きは後日。


■ 慧茄
慧茄には2種類のキャラシートがある。若かりし頃バージョンと、おばあちゃまバーション。今回、若い頃バージョンの服(たぶん正装)が本編に初登場。たぶんキャラシートから登場までに10年以上掛かっている。
(と思ったら、リブート6巻p278で既に出てた)


■ フンフトの正装
フンフトがベリンの服きてる!フンフトの詩女としての正装はまだ公開されていなかったのだが、まさかベリンの服が正装とはねえ。ベリンのものが受け継がれているのか、それとも似せて作ったものか不明。スソのデザインは変更されているのだが、逆にお直ししつつ受け継いでいる証なのかもしれない。
しかしムグミカがこれを着ておらず、フンフトがこれを着ている意味って何だろう。<フィルモア初代皇帝と花の詩女様のロマンス再来だ~>っていうドラマを盛り上げるため?でも盛り上げたところでフンフトは何の得をするのだろう。


■ フンフト、突如予告もなくクリスを口撃開始
欄外で作者は「ついにフンフト正装&本気モード」と記している。詩女様こわー。この一連のシークエンスに限り、なぜかフンフトの声が川村万梨阿の声で再生された。トリハロンをやりこめたときのベリンを彷彿とさせる。フンフトはベリンよりも怖いのだが。クリス、ピンチ。だが、フンフトは直前の慧茄とのシークエンスでクリスを心配しているので、これはむしろクリスへの教育的な指導なのだろう。


■ 12巻は伏線
こんなこと言ったら怒られそうだけど、F.S.S.12巻(現在の最新刊)って、内容的にあっさりした印象がある。それってたぶん、その後の展開に向けて、延々と種を蒔くシーンの連続だったからだと思う。ヨーン、斑鳩、マグダル、バイズビズ、ハイト、ルーパート2世、フンフト、ノンナ、ちゃあ、ダイグと次々とキャラクターが顔見せ的に登場した。顔見せや伏線だらけだからあっさりとした印象だったのだろう。
最近の連載はどんどん物語が進んでいる感じがするけど、冷静に考えると主にフィルモアの物語が進んでいるだけだ。ハイトも、ヨーンも、斑鳩も、マグダルも物語はこれからで、なんとも気が長いことだよ。


■ その他

  • 作者の欄外コメントによれば、楊貴は「中身はすえぞうと変わらない」らしい。まじか。ちょっとショック。


  • 楊貴、関西方言でクリスティンをなぐさめて(?)いる。楊貴は関西方言のキャラだったらしい。というか、今月は慧茄とニーゼルの二人もフキダシの外で関西方言を話していて、謎。


  • ティルバー女王ってこんな髪型だったのか!誰?って思った。


  • やけ酒(?)のニオたん。ケーニヒにたしなめられる。


  • 今月はキャラが全身でバーンと登場、みたいなシーンはなかったが、全体にどれも良い絵。


  • 今月のニュータイプ発売からまだ一週間しか経っていない件。来月が遠い。


  • 26分




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