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F.S.S.DESIGNS4感想05―スウェルパンツ

Category : F.S.S.
永野護『F.S.S.デザインズ4』の感想をネタバレとか気にせずに書いていくので、未読の人は注意。












■ アシリア・セパレートの構造 ファティマ・コンコードの続き。スウェルパンツ!このアイテム名は知らなかった。バルーンとかカボチャとか言われるこのパンツを、果たして永野がなんと呼称するのかと注目していた。永野のことだから「カボチャパンツ」とは言わずに「ブルーマーズ」とでも呼ぶのかな、と予想していたのだが、ハズれた。

スウェルパンツの定義って何、ということで検索した。が、1件もヒットしないし!てことは永野の造語なのか?ちなみにswellは「膨張,ふくれ(ること),」などの意味。別のページでは「スゥエルパンツ」とも書かれていて、もはや誤植なのか、永野らしく「どっちもあり」なのかさえ判らない。ひょっとするとサルエルパンツ(sarrouel pants)の別の読みかも、とか思ったが、無理があるか。

2013年のF.S.S.設定大改編でどうしても注目されるのは、MHがGTMで上書きされた部分だ。なので隠れてしまいがちなのだが、実はアシリア・セパレートってGTM以上の発明ではないか。なんだかそう思えてきた。私は90年代の永野ファッション代表は「S型ファティマのレギンス」だと思っているのだが、10年代の永野ファッション代表はスウェルパンツを含むアシリア、ということにしておこう。今のところは。

このパンツ、グッズ化しよう。ほしい。でもグッズ化するとなると当然、永野が厄介な指示を出してくるはず。すべて指示を飲むと5万円とか越えるので、表地に関してはウール+きらきらナイロンの交織とかでガマンしてもらって、裏地に関してもシルクではなくポリエステル、レーヨン(レーヨンはフェイクシルクだし)、アセテート、キュプラあたりで。
しかし永野護の脳内にある服のイメージを完全に再現するためには、実は服をそのままグッズ化するよりもむしろ、模型で作った方が早かったりする。ラキシスの3万円スタチューを見てそう思った。模型なら3万円でかなりの精度のラキシス服が出せるが、同レベルのラキシス服(実物)は10万円でも無理だろう。

それにしても、この「ファティマに膨らんだパンツ」というアイデアはどこから出てきたのだろうか。で、以下の解説。

アシリア・スーツは装甲生地で内張りがない。そのためスカート部がその重さで垂れ下がりただでさえ腰の細いファティマたちは下半身がすっとんとんになってしまう。(p37)


うわ、そうだったのか・・・。
私は単純に「かわいいから」だと思っていた。ちゃんと必然性があったんだなあ。修行が足りませんでした。あ、でも、スウェルパンツがなくたってヘリオス製のスカート部分を形状記憶加工でふっくらさせる、という方法も不可能ではないだろうに。たぶん、永野的にはそういうSF的な設定じゃなくて、物理的にふんわりさせたかったんだろうな。
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