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NT2016年10月号感想(連載8回)ツラック隊 アウクソー

Category : F.S.S.
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映画『花の詩女ゴティックメード』再上映リクエスト受付中!
https://www.dreampass.jp/m342768
※NT2014年9月号で永野監督は「映画で作ったものは映画館で見ないとおかしいじゃない?」と発言。事実上のソフト化しない宣言。見たい人は「ファン登録」してから投票しよう。
※個人的にはこの映画の鑑賞は2回目以降が本番。1回目「なんか変わった映画だな……」。2回目「背景や細部の描写が美しいなあ……」。3回目「良い物語だなあ(涙)」。

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すでに次号が発売してしまったが先月号の感想を書く。
ネタバレ注意。
「」部分は基本的に本編からの引用。

■扉ページ


今月は情報量が多くて楽しい扉。

momokoクリスティンの読者プレゼント……
momokoクリスティン完成にともなう読者プレゼントの告知。サンプル品か何かをプレゼントするのかと思ったら、永野の自腹であるらしい。26万円以上の自腹って。すごいな。しかも好きなキャラのイラストまで入れてくれるらしい。momokoが完成して嬉しいのはわかるけど、なぜここまで太っ腹なのだろうか。わからん。で、応募するの、忘れた。残念……。

All about momoko DOLL……
「All about momoko DOLL」(ホビージャパン刊)の宣伝

PSO2……
作者が「PSO2」で作ったキャラクターの紹介

今後のF.S.S.に関する告知……
 単行本作業と連載を同時に進める、という衝撃的な告知。これについては別の記事に書いた。単行本14巻は連載12回分+ツバンツヒエピソードであるらしい。約168ページ+ツバンツヒエピソード。従来の単行本とほぼ同じページ数となりそうだ。これで「ツラック隊」が完結すると考えてよいのだろうか。ちなみに「デザインズ5」では、
(1)「ツラック隊」は約120ページ
(2)次の「ファティマ・パルスェット」は3つの短編の構成
(3)「ツラック隊」と「ファティマ・パルスェット」を14巻に収めたい
 ということになっていた。残念ながら「ファティマ・パルスェット」は15巻へと持ち越しのようだ。


■本編ページ


「アクト3:ステージ9」となってるけど、「アクト3:ステージ5」が正解のはず。

カイエン……
先月よりちょっと若返ったような雰囲気のカイエン。

アマテラス……
アマテラスのカイエンへのセリフ「何で泣くのか 怒るのか喜ぶのか 理屈無視するのは人間じゃない~~」。これってどういう意味なのかよくわからなかった。

死ねない人間としてのアマテラスとカイエン……
アマテラスのカイエンに対するセリフ「君には一緒に生きていくって決心したアウクソーがいるんだからずっとひとりのボクよりましだよ」「人を見ていて思う 一緒に生きていける相手がいるってとっても素敵だって」。この第6話ではアマテラスにスポットが当たっていないので忘れがちだが、アマテラスの抱える<死ねない人間(というか神様)>というテーマが唐突にリフレインされたことにドキッとした。思えばF.S.S.におけるアマテラスの最初の登場シーンのセリフからして「私はあまりにもたくさんの友を失いすぎたよ」というものだった。

超帝國剣聖スバースの系図……
カラー印刷のおかげで分かりやすい。実のところネリスとかアラドとか、誰が誰だかよく分からない。本編でしゃべってくれないと覚えられないのであった。

剣聖ネリス・バスコ・スバース……
「じつは剣聖」とのこと。おそらく初情報。「デザインズ2」での設定では、「星団歴の剣聖に匹敵する腕をもつ」が、「剣聖として記録はされて」おらず、「騎士としての登録」もされていなかった、とされていた。

アラド・バスコ・スバース……
ネリスとは逆に、アラドは「デザインズ2」では剣聖とされていたのに、今月号では「剣聖」の称号なし。

ファティマ・クーン……
天照によればセントリーはクーンを「2つに割る」という。ファティマのクーンと超常のクーンのふたつに。

超常のクーン……
これって古い設定でいうところの、全能神ウォータードラゴン=スイレー=アークということになるのだろうか。キャラクターズ4や7にキャラシートが掲載されている。第4話「放浪のアトロポス」冒頭、ソープの乗ったバス内で語られるおとぎ話の中にも登場している。第4話ラスト付近でも登場している。

セントリー・ライブ……
美しい。本編初登場かな。大改編前のドラゴン・ネイチャーたちは実体のある動物然としたドラゴンだったけど、セントリーは半霊体というか、実体があるのかないのかわからない雰囲気。かつてのドラゴンよりも抽象度が上がっている。永野はドラゴンをもっと抽象的で不思議な存在にしたかったのだろう。

剣聖カイエン……
カイエンのクーンへのセリフ「オレをこの世に出してくれて……何つーか…その…何だ……」。ありがとう、とまでは言えないところがカイエンらしい。遅い反抗期と産みの母との和解。なんだかバランシェのヒドさが際だつ。いや、カイエンの胚をバランシェに渡したセントリーが悪いのだろうか。それにしても、カイエンはバランシェを殺そうとした今回ですら本気を出してはおらず、リンスに敗れることを半ば望んでいるかのようにもみえる。と私が思うのは、カイエンが自身の出生の経緯を知り自殺を試みたという設定(デザインズ2)を知っているからかもしれないが。しかし素手でGTMをも破壊するという超帝國剣聖にしては、今回の暴れ方は控えめではないか。本気を出せばバランシェの館も何もかも一瞬で吹き飛ぶのではないか。今回のように怒りに任せて暴れたいときですら自分にリミッターをかけてしまう超人類の悲しみ、という解釈は悪くないと思う。と自分で言うっていう。

幼少アウクソーの「お願い」……
カイエンがこの世から消えるとき一緒に自分も消えるように、と「お願い」しているアウクソー。天照から「何にお願いしてるの?」と問われ「え~と… え~と…」と困っているちっちゃいアウクソーがかわいい。天照がそのように問うのは、「願い」の本来の受け手である「神様」がまさに自分自身であるからだろう。しかしジョーカー宇宙には「宗教」も「神」概念もない(注・追記)ので、アウクソーの口から「神様」という言葉は出てこないのであろう。なお、アウクソーがここで「祈り」ではなく「願い」という言葉を使っているのは、「祈り」は神仏を対象にした言葉だから、かも。
 
 (註・追記) 私はここで「ジョーカー宇宙には「宗教」も「神」概念もない」とか書いているが、 これは私の思い込みかもしれない。そんな設定はない気がする。単行本1巻あとがきには、「宗教戦争もない」という既述はあるが「宗教がない」とか「神概念がない」という記述はない。

幼少アウクソーの合掌……
手を合わせて「お願い」するアウクソー。ふつう、アニメやマンガのこういったシーンでは、キリスト教っぽく五指を交互に組むポーズが採用されがちであると思うのだが、このアウクソーは開いた手を合わせる仏教っぽいポーズ。調べたところ、アウクソーのように手と手の間に隙間ができるポーズは「虚心合掌(こしんがっしょう)」というらしい。へえ。

太古の人たちの「お願い」とは……
アウクソーに太古の時代の「お願い」の言葉を教える天照。これって、第4話内のおとぎ話「Water Dragon」の中の王女のセリフ「この国を救いたまえ 我らに平安と安息の日を与えたまえ」のような言葉を教えたということだろうか。

これまでのF.S.S.でこの手の「お願い」をした人物といえば、
(1)第4話のおとぎ話の王女
(2)第5話のモンド・ホータスの許婚
(3)第6話の死に際の詩女ムグミカ
の三人。いずれも自分の命と引き換えに願いを叶えている。アウクソーの場合、自分の命と引き換えに何を得るのだろうか。まさか剣聖カイエンの復活? っていうか、それこそが「44分間の奇蹟」? ミースの胎内のマキシがアウクソーの「お願い」の言葉を邪魔した(@10月号)らしいが、それは後々の「44分間の奇蹟」のため? まあ、あまり深く考えずに言っているので真に受けてはいけない。

ザ・フォーカスライト……
多数のチューブにつながれたフォーカスライト。このコマ、どこかで見たモチーフだと思ったら単行本8巻の表紙だった。これがセルフオマージュであるとすれば、背後のロボットはGTMツァラトウストラ・アプターブリンガーであろう。

ワンダン・ハレー……
お、身奇麗にして髪型も第5話当時に戻ってる! ハレー、この髪型よっぽど気に入ってるんだな。見た目は想像していたより若かった。もう少し老けていると想像していた。

ハスハのスーツを着たファティマ・ビルド……
ようやくマスターを得て、着るべきスーツを着て嬉しそう(?)なビルド。2008年刊行の『デザインズ3』に掲載された姿でようやく本編登場。ビルド、フキダシ外で「うーん 何だろ~~?」と言っているのは何か意味があるのだろうか。F.S.S.はこういった何気ないセリフすら伏線だったりするから油断ならない。

GTMバーガ・ハリBS‐R……
今は亡き詩女ムグミカの意思により、ハレーのGTMは真紅のバーガ・ハリBS‐Rとなった。数ヶ月前のNT表紙が緑色のBSコブラだったのでBSコブラが出てくると思っていた。真紅のAトールって、いまいち想像がつかないぞ。第6話冒頭の剣聖マドラたちのシーンに出ているMH・Aトールのうち一騎は真紅だった、ということになるのかな。

ツバンツヒが「ナニ?この音」と言っている。エンジン音が奇妙であるらしい。

今月の感想は以上。

投稿がだいぶ遅くなったのはNTのF.S.S.のページになぜか水が染みてしまい、なんかテンション落ちていたから。

既に発売している11月号の連載はいろいろ凄かったので、なるべく早く感想、書く。













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