「花の詩女」再上映

2017年6月、「花の詩女ゴティックメード」が全国で再上映。 https://www.dreampass.jp/m342768

【宮城県:6/24上映】
【千葉県:6/24上映】
【千葉県:6/24上映】
【埼玉県:6/24上映】
【大阪府:6/24上映】
【大分県:6/24上映】
【栃木県:6/25上映】
【愛知県:6/25上映】
【京都府:6/25上映】
【岡山県:6/25上映】
【広島県:6/25上映】
【福岡県:6/25上映】
【長崎県:6/25上映】
【熊本県:6/25上映】
【鹿児島県:6/25上映】

システム上、一定数のチケットが売れなければ上映が成立しない。自分の地域以外もどんどん拡散させてどんどん宣伝しよう。今のところ苦戦しているのは長崎、熊本、鹿児島あたり。

一回見た人もまた見よう。見所はカーテンコールやGTMカイゼリン以外にもいろいろある。たとえば岡田斗司夫も驚愕した「キャラの自然な足運び」。永野護が動画17万枚を費やして一体なにを描こうとしたのか、フラットな状態でもう一度見ておいて損はないと思う。

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追記08日)「ファイブスター物語」感想2017年1月号(連載11回目)

Category : F.S.S.
2016年12月27日投稿。
2016年12月30日追記。
2017年01月06日追記。
2017年01月08日追記。

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お知らせ 2017年
2017年6月24日と25日、劇場版ファイブスター物語こと「花の詩女ゴティックメード」が全国で再上映される。
https://www.dreampass.jp/m342768

【宮城県:6/24上映】@TOHOシネマズ 仙台
【千葉県:6/24上映】@TOHOシネマズ ららぽーと船橋
【千葉県:6/24上映】@TOHOシネマズ 柏
【埼玉県:6/24上映】@TOHOシネマズ ららぽーと富士見
【大阪府:6/24上映】@TOHOシネマズ くずはモール
【大分県:6/24上映】@TOHOシネマズ アミュプラザおおいた
【栃木県:6/25上映】@TOHOシネマズ 宇都宮
【愛知県:6/25上映】@TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ
【京都府:6/25上映】@TOHOシネマズ 二条
【岡山県:6/25上映】@TOHOシネマズ 岡南
【広島県:6/25上映】@TOHOシネマズ 緑井
【福岡県:6/25上映】@TOHOシネマズ 天神・ソラリア館
【長崎県:6/25上映】@TOHOシネマズ 長崎
【熊本県:6/25上映】@TOHOシネマズ 光の森
【鹿児島県:6/25上映】@TOHOシネマズ 与次郎

システム上、一定数のチケットが売れなければ上映が成立しない。自分の地域以外もどんどん拡散させてどんどん宣伝しよう。今のところ苦戦しているのは長崎、熊本、鹿児島あたり。

お知らせ
映画「ファイブスター物語」再上映リクエスト受付中!
https://www.dreampass.jp/m150717



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「」で括った太字部分は、出典表記がなければ今月の本編からの引用。

トビラ

・シュバイサー・ドラクーン キャラシート……ナオくんキャラシート初公開きたー! 肌が想像より黒い!

ズボンは幅が超ワイド。超ワイド&丈が長過ぎのため、裾が擦れてほつれている。不潔なのでもう少し短く切ったほうがいいぞ。股上は35cmくらいありそうな変わったデザイン。私の守備範囲外なので正式名称とか不明。ベルト通しがないっぽいので、地球でいうとベルトではなくサスペンダーが使用されていた古の時代のズボンかも。ベルトの代わりに縄を結んでいるが、すぐズリ落ちそう。今気付いたがこのズボン、第4話「放浪のアトロポス」でAFアトロポスの隠れ家でソープがいろいろ着替えていたときのズボンに似ている。

パンツチラ見え&ヘソ出しはメヨーヨ大帝(13巻キャラシート)との共通点。先に投稿したメヨーヨ大帝のパンツの記事には書き忘れたが、ナッカンドラ・スバース(デザインズ1)やジャコー・クォン・ハッシュ(デザインズ3)も「ヘソ出し」だった。しかも全員白い短丈タンクトップ。強い男は白いタンクトップでヘソ出しという謎の永野理論を計らずも発見してしまったのでここにメモしておく。

ズボンに引っ掛けた工務店(?)のタオルが気になる。
 
・シュバイサー・ドラクーン 解説……設定身長が意外に高い! そうか、ナオくんは大男だったのか。といってもカイエンやログナーよりは小さいが。

解説によると、やはり「ナイトキラー」も「泰天位蹴り」もナオの実力とは掛け離れた呼び名だったようだ。いずれも「ガマッシャーンがでっち上げたもの」で、星団中の笑いものになっている、という。予想どおり本当は「へたれ騎士」であり、GTMを一騎も倒したことがないらしい。

ナオは「ヘタレ騎士」である一方で、星団随一の「軍師」として警戒されてもいる、という。へえ、軍師か。F.S.S.で戦略家の騎士っていうのも珍しい。シーブル国のスカ閣下とも違った活躍を期待して待とう。

ガマッシャーン共和国は現在、ボォス星の他の国々に国力で抜かれ、バッハトマなどの新興国家の勢いにも押される苦しい立場であるという。

解説によれば、ナオは第5話ですでに登場していたらしい。えっ、作者は以前、ナオの第5話の登場シーンはカットされたと言っていたのにどういうことなのか、と思いネットで調べてみた。どうやらAD世紀のスパチュラ帝国が滅ぶエピソードでのMMエンシーの搭乗者、ということだった。なるほどね。

・今後の連載について……予定では今月含め3回続くはずだったが、もう少し延びるとのこと。うん、別に驚かない。「もっと大きなコマで描けとかもっと自分を描けとかキャラやメカが主張しすぎる」のが原因らしい。興味深い。F.S.S.の連載進行って必ず予告より遅れる印象があるけど、シナリオ云々よりもキャラからの「主張」で遅れるのかも。

・デザインズ6について……タイトルは「Xross JAMMER」に変更予定とのこと。

・momokoクリスティン・V 当選者発表……当選した人うらやましい。当選おめでとうございます。


本編

今月号は絶叫しながら読んだ。500キロカロリーくらい消費したんじゃなかろうか。

・GTMバーガ・ハリBS―R“ハブ”……ワンダン・ハレーのBS―Rが始動。10月号では「ハーブ」とされていが、今月号では「ハブ」。本編内解説によれば、エンジンはフィルモア帝国のホルダ31用のもの。ああ、だから10月号でツバンツヒが「ナニ?この音」と驚いていたのか。納得。

・AFビルドのアークホスティング……AFビルドがツラック隊全GTM・全騎士の情報とリンクを張り、全GTMの強制制御権も得たうえで、各AFに細かな指示を与える。また、敵軍のカウンターによりダウンしていた軍の通信網も回復させる。へえ、ビルドってそんなに高性能なAFだったのか。

ここ数ヶ月、ファティマの役割が細かく描かれている。これまでのF.S.S.ではたとえば第5話でAFスパリチューダvsAFハルペルの演算戦などが描かれてきたが、11月号での「フルレンジ索敵」や、今月の「アークホスティング」など、今現在の永野護が考えるファティマの役割が描かれていて面白い。今までこんな描写なかったじゃん! と突っ込んでも突っ込んでも次々に新しい描写が出てくるのがF.S.S.。

・枢軸のカウンター……ナルミさんによれば、今回の敵軍のカウンターは規模が大きめらしい。それを不自然に思うナルミさんのセリフ「位置の特定を恐れているのか? レイスルのナオ団長の動きだけではないと……?」。ジィッドの作戦、バレバレ?

・ツラック隊ファティマの名前……たぶん初公開と思われるファティマの名前がいくつか登場。ELIDOW、WHATLI、IRNEA、PREINCEの四人。プレインス以外読み方不明。

・ツラック隊・最終編成図……第1大隊はボレー大隊長、第2大隊はハレー大隊長、第3大隊はツバンツヒ大隊長。なおバイズビズとエレーナ・クニャジコーワは第3大隊の独立部隊という扱い。

・ファティマ・ビルドのソックス……スリークォーター丈のソックスを三つ折にするビルド。F.S.S.といえば何と言っても三つ折ソックスだが、まさかの三つ折実演シーンが登場。10月号でAPスーツ姿になったビルドの「うーん 何だろ~~?」というセリフは長いソックスへの違和感を言っていたのね。

どうでもよいが、このシーン、独り言を言うビルドもかわいいのだけど、セリフではなく内語のほうが個人的に好みであった。

・AFエニーホさん、正体バレる……AFビルドに「アシストコード」を送ったことで「湖のオーハイネ」とバレる。ツバンツヒはバレても気にしていないようだが。ちょっと気になるのは、なぜかF.S.S.の世界では顔でバレることが少ないということ。ファティマなら星団中の要人、騎士、AFなどの顔の情報を持っていそうなものだし、顔認識システムで一発で相手の正体を見破れそうなものだが。

・ツバンツヒ……少女からもらった人形を手に、「いっしょに戦いますからね!!」。そうか、ツバンツヒさんもこんなにハートウォーミングなことを言い出すようになったか。ユーゴ・マウザー博士に冷やかされそうだな。それとこのコマのツバンツヒ、良い顔してる。

・AFスパルタ……AFビルドをアシストするAFスパルタ。マスター、ビョトン・コーララを失い、自身も瀕死(?)になっていたが、ちゃんと復活できてよかったね。

ところで、地味な印象もあるスパルタではあるが髪色は明度が高い群青色という、意外に派手なファティマであったということをF.S.S.読者の諸姉諸兄は覚えておられただろうか(私は完全に忘れていた)。ただ、F.S.S.初期は髪が青系の色のキャラが多かった(たぶん印刷技術の制約によるのだろう)ので、今描き直されるともう少し地味になるかもしれないが。

・AF虹姫はAFチャンダナと同タイプ……笑った。先月号では「ほえ~~っ なにするのですか~?」とトロいことを言っていた虹姫。どうせ、いたいけなNT読者をF.S.S.に引きずり込むための作者のAF萌え描写作戦の一環だろう、と冷ややかに見ていたので、まさか本当にトロいファティマとは思わず。まぶたが丸くて重くて眠そうな虹姫かわいい。眠そうでも「1,200,000,000タスクを同時演算」とちゃんと仕事はこなしているっぽい。

・作者に大ゴマをもらえないAF虹姫……AF虹姫はキャラシートもまだないので、本来なら初登場の先月号で大き目のコマで全身を披露していてもよかったはず。AFスパルタは先月、まあまあ大きめで描いてもらえたのにな。

今月トビラで作者は「キャラたちがもっと自分を大きく描けと主張しすぎる」と言っているが、虹姫は「主張」しないのだろう。「ツラック隊」をさっさと進めたいという作者の都合を考えて、「大ゴマで描け」と言わない虹姫、けなげ。あ、違う、「何も考えていない」だけだったか。


(以下追記20161230)


・ミスPX……どうでもよいことだけど、「ひえ~~っ!! スパルタごめん!」と言うミスPXのコマ、なんか既視感があると思ったら、第4話「放浪のアトロポス」でバスター砲を撃って「あたし…歴史に名前のこっちゃう…」のときのミシャル・ハ・ルンだ。ポーズも同じっていう。

・AFガーランドのパクり・引用・オマージュ問題……今月は初期のナトリウム・シング・桜子がファティマを作るにあたって「バランシェAFの特性をもたせて」いたことが、(たぶん)初めて明かされた。バランシェと縁のあるミースではなく、無関係であろう桜子がバランシェのやり方を真似ていたというのが面白いところ。

ここでふと考えたのは、「AFガーランドの作家性」にまつわるいろいろ。これまでも本編・副読本のなかで「バランシェAFらしさ」や、「モラードAFらしさ」というものがある、とは書かれてきた。つまりガーランドにはそれぞれ固有の作家性があるらしい。作家性というのは、当然だがときにパクられ、引用され、オマージュもされるもの。てことは、地球の音楽業界や映画業界やデザイン業界などと同様、AFガーランドの業界でも「このAFはAFコンコードのパクり」だとか、「このガーランドはオマージュの手法が鮮やか」みたいな噂や批評が飛び交っているのかもしれない。桜子の「バランシェの模倣」がどう評価されているのか気になるところ。

・ミース博士の参戦……ガーランドまで「対抗キーコード」作成で参戦とかすげ~。ガーランドが自分の特殊能力を戦争で直接使用するシーンは初か? というか、そうか、ガーランドって戦争に直接参加してもよかったのか。

・XROSS JAMMER(情報妨害戦)……AFマドリガルがキリッとした顔で「“XROSS JAMMER(情報妨害戦)”スタート!!」と言ってるけど、いやいや、自分らの陣営からすでに仕掛けてたじゃん、って思った。

どうでもよいが、XROSS JAMMERってヴィジュアル系のバンド名のようだ。「CROSS」ではなく「XROSS」な辺りが。ちょっとかっこいい。

・画集タイトルと本編キーワード……今月トビラによれば「デザインズ6」のタイトルには「XROSS JAMMER」という用語がそのまま使われる予定らしい。これまでのF.S.S.で、本編のキーワードがそのまま画集タイトルになった例としては「SMOKE WALLS」があった(リブート7巻p105にビオレート・トライトンの「土煙(SMOKE WALLS)」というセリフが出てくる)。そう考えると、もしかすると「KNIGHT FLAGS」も当初はそのまま本編に出てくるキーワードとなる予定だったのかもしれない。

・3人のバランシェAF……AFマドリガルが「私たちバランシェAF3人のカウンター」と言っていて、「3人」という部分に傍点が付いて強調されている。3人ってマドリガル、レレイスホト、あと一人は誰だ。バランシェAF一覧表を見返したが、分からず。

・ツラック隊・観測部隊……F.S.S.で戦場の兵隊さんを見るのは久しぶりな気がする。もしかして第4話のA.K.D.対シーブル国の地上戦以来? 本編では描かれなかったけど、魔導大戦序盤のMHバッシュのハスハ来襲のときとかも、本当は兵隊さんが実は活動していたのだろうか。

観測部隊に特有のデザインなのか何なのか、不思議な形の帽子をかぶっていて気になる。作者に「これなに?」と聞いたら、「これは○○年の××戦でドイツ軍が使ったもので~」みたいなミリタリックな知識が延々と披露されそう。

・ミノグシア各国からの増援……イェンシング国のスパチュラ隊と、バトランド国のジャグード隊が駆けつける。それぞれツラック隊第4、第5大隊に。どちらの支隊長の名も初公開情報と思われる。

ハレーはそれぞれの支隊長と知り合いだったようだ。とくにスパチュラ隊のカーリム・レオナとは互いに「カーリムお嬢さん」「ハレー兄様」と呼び合っていてハイ・ソサイエティ感が漂っている。

・AFヴィルマー……おや、11月号では見た目が幼い印象だったが今月はやや大人っぽくなった。こっちが正解なのかな。

・GTM X―8 紫仙鋼“青騎士”……おーかっっこいい。青騎士きたー。たぶん第4話「放浪のアトロポス」でパイドパイパー騎士団が使用していたMH青騎士がこのGTMにあたる。青騎士はわりと印象的なMHだったので、もしこれが進行を急がない通常のF.S.S.連載だったらもっと大きいコマでバーンと描かれたでろう。

デザインについて。MH版ではあの、正方形のプレートを何枚も連ねた装甲が何より特徴的だった。今回のGTM版のプレートは正方形ではなく台形を折り曲げたような形状で、何枚も連ねずに一枚のみというふうにアレンジされている(描かれていない腰のアーマーについては不明だが)。その意味では「MH青騎士らしさ」はやや失われたと言えるかもしれない。ただ、ぶっちゃけ、MH版のあのプレート状の装甲は他のMHデザイン群から浮いてはいたので、GTM版は他のGTMとのバランスがうまく取れているとも思う。デザインもかっこいいし。

・AF虹姫……「何も考えていない様で何も考えていない」けど、敵軍に第3の未確認バランシェAFがいると見抜いてしまう虹姫、優秀。優秀だし可愛いし。可愛いし最高だな。まったく、NT読者はこんな萌えファティマに引っかかるほどチョロくないぞ、と斜に構えていた私が一番チョロかったのだからお話にならない。

それにしても一見してまるで優秀そうには見えない虹姫をなぜミスPXはパートナーに選んだのか。カタログスペックが良かったのかな。

・謎の少女騎士……おいおいおい誰じゃこりゃー!! 「ツラック隊」も締めにかかる今頃になって謎のわけがわからん新キャラがまた増えたぞ。

幼年騎士という点ではマグダル、デプレ、ハリコン、ワルツ・エンデ、マキシ以来かな。

・F.S.S.的「強キャラ」の法則……この謎の少女騎士、伝説の没ネタ「戦斗用ブラジャア」(リブート1巻p95)を彷彿とさせる謎のビキニ型の何かを着ている。これが一体何なのかは不明だが、しかしこの見た目ゆえ、「とても強い」ということだけは一目でわかる。なぜなら肌の露出が多いから。F.S.S.の世界には強いキャラほど裸に近いという法則が、どうやらある。例を挙げれば上裸のクリスティン・V(『KF』)、ブラック・スリー襲撃時に上裸で登場したファルク・U・ログナー、裸までいかずともタンクトップやヘソ出しでは強天位ジャコー(『D3』)、バーグル・デ・ライツァー(『D1』)、ヨーン・バインツェル(『D1』)、ナッカンドラ・スバース(『D1』)など。それらに比べれば、顔以外は肌をまったく見せていない剣聖ベルベット(『D1』)は異端ということになるだろう。名前が服地から来ているだけのことはあってちゃんと服を着ている。剣聖カイエンもあまり肌を見せないが、たぶんキザな伊達男だからだろう。あ、タンクトップ姿のキャラシートはあったか(『カレンダー2009』)。

この「強いキャラほど裸に近い」という法則は作者の立場からすれば、特に男性キャラに関しては筋肉が盛り上がったキャラほど服が似合いにいくく、いっそ肌を出してしまったほうが見た目が良い、という計算もあるのだと思う。


(以下追記20170106)


・AFパシテア……えっ、まさかのパシテアきたー! しかも良い服着てるし。さすがバランシェAF。枢軸軍の第三のバランシェAFはまさかのパシテア。

パシテアは、第1話でヘベレケ姿を見せるなどの活躍をみせていたミラージュのヌー・ソード・グラファイトのファティマだった。グラファイトがブラック・スリー来襲時に死亡した後、どこへ行ったのかなと思っていたらこんなところで登場。

服について。なかなか可愛いアシリア。パシテアというファティマはなんというかセレブ感というか、メイユ・スカ閣下のAFリンザ的な雰囲気がある。作者はデカダン姿のパシテアのことを「コンパニオン」(『D1』p87)と表現していて、確かにそんな感じの服だった。あれは現在の永野デザインとはまったく違っていて、あれはあれでクールだった。今回のアシリア服は当時ほどのコンパニオン感はなくなっている。肩口、袖口、パンツ(?)にフリルがある分、デカダン服よりも少女っぽい印象。『デザインズ4』ではアシリアはバルーンパンツが定番とされていたが、11月号登場のAFマドリガルと同様、パシテアもバルーンではないパンツを穿いている。

・ナオくんが語る驚愕の新事実……

オイはな…お主を剣聖ハリコン・メロディのような失い方をしたくないぜよ
ハリコン消滅で“ララファ”は消えたままだ いまだにな…
(p76)


ぎゃー!! 唐突にハリコンの名前きたー! しかもハリコンがララファってどういうこと?? っていうかなんでナオくんがハリコンとそんな親しいっぽい? F.S.S.でこれから何が起こるというのか……。ともかくも、剣聖ハリコンくんの活躍を待ちわびているハリコン・ファンの私としては、写植で「ハリコン」と出てきただけで喜しいのであった。

ナオ「オイもお主もこの時代ではトホホな力しか出せんぜよ
(中略)
もう…素手でGTMをこなごなにする力はないと…」
(p76)

ナオ「今仲間で確認が取れるのはミマスから聞いた半覚醒状態で不安定な…マドラ・モイライ…つまり“プロミネンス”だけぜよ
(p76)

ナオ「我らが母様がこの世に戻られたようだ 7人の超帝國剣聖が近く揃うのかもしれんぜよ」
(p77)


おいおいおいなんじゃこれ!! ナオくん超帝國剣聖だったのかよ!! そんなのアリか!! ……アリだな、F.S.S.だしな。ナオくんって弱いのかな、強いのかな、と考えてたら、ナナメ上から「超帝國剣聖でした」というアンサーが来るのがF.S.S.。ウケた。

マドラに関しては、以前からマドラが剣聖プロミネンスであるとは明かされていたが、現時点では「半覚醒状態」であることが(たぶん)初めて明かされた。

ナオ「オイと…お主よバーナー・レンダウト……いや…ミキータ・オージェ」
(p77)


なんていうか、もう絶句するしかない。そろそろ驚き疲れた。見開き2ページでいったいどんだけ読者をびっくりさせるのか。F.S.S.ってこれだから油断ならん。謎の少女騎士はなんと、あのミラージュNo.13バーナー・ダウドだった(まさか名前が似た別人ではあるまい)。と同時に、超帝國剣聖ミキータ・オージェでもあったという。2015年のニュータイプに脈絡なくミキータのキャラシートが掲載されたのは伏線だったのね。にしても、ミラージュって剣聖ミキータに剣聖プロミネンスに本当、反則だな。

バーナー・ダウドに関してメモ。名前自体は2005年発行『デザインズ1』などにもミラージュレフトNo.13として掲載されていた。が、NT2011年4月号付録の「F.S.S. SPECIAL ISSUE」ではなぜかNo.13は「?」とされ名前が伏せられてしまった。そして今月号で「バーナー・レンダウド」として登場。という経緯。

・超帝國剣聖のデザイン・描写……バーナー・レンダウドは髪や目の描写がふつうの一般キャラとは違っていて、異質さが強調されている。その点は『デザインズ5』に掲載の超帝國剣聖たちのキャラシートも同様で、デザインラインが一般キャラとは異なる。ところがナオ・レイスルだけ、超帝國剣聖なのにデザインも描写も一般キャラとたいして違いがない。なんでだろう。あごヒゲの美形という点では異質ではあるけど。

・カラーページ……ナインのキャラシート(デザインズ5)が流用されている。キャラシートの本編流用というのは珍しい。逆のパターンとしては、単行本13巻本編のAFウークーツ(色付き)が後にそのままキャラシートになった例(『デザインズ4』掲載)はあった。せっかく作ったキャラシートを本編でも使うというのは良いと思う。

・女皇帝親炎騎 シュッツィエン……おや、背景になんだか見たことのないGTMのシルエットが描かれているようだぞ、と思ったらシュッツィエン初公開じゃあああ!! シルエットしか見えんけどかっこいいい!! まったく、今月はマモルの手のひらの上で踊らされっぱなしじゃないか。由々しい。

本編内キャプションによれば、「フラメ・ウント・ファティール・ロボーター」らしい。意味はわからないが。「The GOTHICMADE」「覇者の贈り物」とも。「GTM」という記載がないのは何か意味があるのか偶然なのか(註)。シュッツィエンは現在、「とある恒星(太陽)の中に封印されている」らしい。どこだろう。スタント遊星かな。
 (註)ちなみに『デザインズ4』のツァラトウストラ・アプターブリンガーのページにも「GTM」という文字がない。怪しい。

・シュッツィエンはNT表紙用?……シュッツィエンは手塗りイラストには見えないのでデジタルセルだろうか。希望的観測だけど、これって実はすでにフルカラーで描いた「完成品」が用意されてるんじゃなかろうか? だって構図がニュータイプ表紙用のイラストっぽいし。数ヶ月後のNTの表紙になったりするのでは? もしくは次の『デザインズ6』の表紙とか。

・7人の超帝國剣聖……初公開の名前がいくつかあり。ジュノーンやアトールの名がこんなところで出てくるとは。
フラーマ・アトール
ララファ・ジュノーン
コロッサス・バング
アマンダ・プロミネンス
キーラ・ネプチューン
ミキータ・オージェ
(初公開情報と思われる部分を太字とした)
ナオくんの正体(?)はこの中に名前のないデュオ・クルマルスであろうか。以前は超帝國剣聖として名前が出ていた「テレキス」の可能性もある。


(以下追記2017年01月08日)


その他の感想

・超帝國剣聖の転生(?)のシステムが謎だ……今月号ではそういう言い方はされていないが便宜上、「転生」という言葉をここからは使う。ナオやレンダウドは超帝國剣聖である、と言われても転生システムの実態はまだ謎だ。まさかナオがAD世紀当時の超帝國剣聖の完全クローン(もしくは本人そのもの)というわけではないと思う。死んでも復活するファルク・ログナーの場合はドウターシステムによる完全クローンなのだろうけど、ナオが完全クローンとは思えない。だってナオは(本編の描写を信じるなら)黒騎士ロードス・ドラクーンの家系でふつうに生まれているようだし、生まれる過程で超帝國剣聖の精神・身体がまるごとクローンとして入り込む余地はないと思うから。だから完全クローンなどではなく、精神のみが転生していると思われる。言ってみれば、あのディス・ボスヤスフォートが使った禁断の魔法「人格憑依」(第4話)のようなものかもしれない。と予想。あ、ボスヤスフォートは身体も転生させてたかも。

・転生された人の人格はどうなっているのか……現時点では謎。パターンはいろいろあるが、たとえばナオなら、
  • 二人の人格の同居しているパターン
  • 超帝國剣聖がナオの人格を完全に乗っ取っているパターン
  • 二人の人格が一体化しているパターン(つまり第三の人格になっている)
などが考えられる。なお、本編内のナオは、ナオの人格と超帝國剣聖の人格のいずれもが表に出ているようにみえる。どのパターンが正解か。

もし「同居パターン」だったとしたら、「人格同士の脳内ケンカ」など面白いエピソードも期待できるが、面白ばかりとは限らない。たとえば剣聖ハリコンに転生していた超帝國剣聖ララファ・ジュノーンが万が一、もし万が一にもむさ苦しい体育会系のオッサン騎士だった場合、ハリコンくんの脳内にむさ苦しいオッサンが同居ということになってしまうのだから。

・超帝國剣聖はどんな人に転生するか……これも謎だ。そもそも、以前から明かされていた設定「ミラージュのピッキング・ハリスが超帝國剣聖プロミネンスである」自体、どう考えても不可解ではあった。だって二人は生きてる年代がぜんぜん違うし。ただ、ピッキングの家系には超帝國剣聖ナッカンドラ・スバースがいるので、のちに超帝國のパワーが覚醒しちゃうのだろう、というふうに納得はできた。

ところが、ナオくんやレンダウドは(たぶん)超帝國剣聖の血筋ではない。それどころかナオくんに至っては「ヘタレ騎士」(今月トビラより)ですらある。超帝國剣聖がそんな弱っちい騎士にすら「転生」するというのが驚きだ。つまりは超帝國剣聖は、血筋や強さに関係なく誰にでも転生するシステムなのかもしれない。とすれば、他の超帝國剣聖たちが一体だれに転生してるのか予想するのは非常に困難ということになりそうだ。選択肢がとても多い。その分だけ予想が楽しいわけだが。

ただ、剣聖ハリコンについてはやや残念ではあった。ハリコン・ネーデルノイドというキャラクターは超帝國剣聖とは無関係の血筋にも拘わらず誕生した剣聖という設定が良かったと思うので。なのに「実は超帝國剣聖でした」と明かされて複雑な気分。あ、でもまだ分からんな。可能性としては、もともと星団歴剣聖の実力を持っていたハリコンに、後から超帝國剣聖ララファが転生したというのもありうるか。

ハリコンの件もあるので、我々読者は今からデコース・ワイズメルについても覚悟しておくべきかもしれない。超帝國とは無関係の天才騎士という設定が好きな読者は多いはずだが、「デコースも実は超帝國剣聖でした」がないとは言えないのだから。

・ナオの強さと作者のミスリード……ナオ・レイスルは作者によれば「へたれ騎士」であり「星団中から失笑」されているらしい。であるなら、一つ疑問が出てくる。星団中から笑われるほど「へたれ」ぶりが有名であるなら、なぜツラック隊の人たちは「何ィ?! あの“天位殺し”泰天位蹴りの…!」(NT11月号)と大袈裟に驚いたのか? これは私の予想だけど、たぶん、ツラック隊の人たちは心の中で半笑いだったのだと思う。「おっ、名ばかりナイトキラーがおいでなすった(苦笑)」的な。

この見方が正しいとすれば、それって作者のミスリードがズルい、という話にもなりうる。でもF.S.S.では、そもそも第1話「ラキシス」の時点でソープ(アマテラス)が序盤で「アマテラス陛下のお出ましか…」(リブート1巻p45)と思わせぶりに言って読者をミスリードした事例があった。その点ではミスリードは今に始まったわけではないと言える。

・読者vs作者……F.S.S.には読者の予想vs作者のシナリオという側面がところどころにある。ときには読者が勝つこともある。しかし今月号のような展開を予想できた読者はほとんどいないだろうな。今から思えば、あらかじめ公開されていた以下の2つの設定、
  • ピッキング・ハリスは超帝國剣聖プロミネンス
  • 超帝國剣聖は全員存命
これらは作者からのヒントだったのだ。完全スルーしてしまったけど私は。だって、「ステージ5 ツラック隊」はあと連載たった2、3回で終わるわけだし、枢軸軍をフツーに追い払って終了という、永野が好んで使う言葉でいえば「王道」なエピソードだろうとそりゃ思うじゃん。誰への言い訳だ。

・「ツラック隊」の第4話的な雰囲気について……感想を書いていて気付いたけど、今月と先月の「ツラック隊」には第4話「放浪のアトロポス」の描写を思わせるシーンが多い。今月号でいえば「あたし…歴史に名前のこっちゃう…」のルンのようなポーズのミスPX、青騎士の登場、戦場の兵隊さんの登場。先月号では「コンニャクだかフンニャカだかどうでもいいっ」というトッカータ中佐のセリフの再登場、幼少メガエラがソープにやった「むぎゅ」の再現。これって、作者が第4話を読み返しながら執筆してるってことなのかな。

今月号の感想おわり。
のったりと書いてたらもう1月7日になってるし。次のNTを待たずに買えるのはよい。

50分。

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