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NT2017年7月号感想(連載17回)ツラック隊エピローグ1

Category : F.S.S.

■お知らせ 2017年


2017年6月、劇場版ファイブスター物語こと「花の詩女ゴティックメード」が全国で再上映される。
https://www.dreampass.jp/m342768
まだチケット販売中の劇場あり。

■インタビューページのキャラ紹介


ラキシス……
シャトル・アシリアが通常のアシリアの「上位仕様」であると記されている。

ナオ……
なんと、作者によればナオは「見た目も素性も主人公として作られて」いて、超帝國時代の主人公らしい。しかも三女神に匹敵する重要キャラだという。まじか。たしかに今までにないデザインで変わった面白いキャラだったが主人公クラスとはね。あと、超帝國時代のシナリオもすでにあるらしい。

今後のストーリー……
作者によればヨーン中心の話のあとは、ショウメ、ラキシス、マキシ、その後にマグダルの話に行くらしい。直近ではヨーンとジークの漫才的な掛け合いなど。ロボット好きの人は「少し我慢してね」とのこと。


■本編の感想


アクト3ステージ5―18
ツラック隊・エピローグ1

今月は作者がノリノリで面白かった。10ページを読むのに2時間近くも掛かってしまったのは訳が分からんが、コマとセリフも多かったからかな。

ツバンツヒの回かと思って読んでいったら終わりには<天照王朝の女とは>という深いのか浅いのかさっぱり分からないテーマが出現して笑った。強烈な名セリフが次々出てきてツラック隊本編より凄い。

来月の連載で単行本14巻分は終了。区切りがいいのでその辺で作者には休載してほしい。が、ま、無理だろう。仮に休載したって今度はデザインズと表紙の製作を延々とやり始めるはず。

制服ツバンツヒ……
扉ページめくった瞬間めっちゃ笑った。ツバンツヒがなぜか制服を着ていて、しかもバケツを持って廊下に立たされているっていう。先月号からの時間の飛ばしかたが凄い。

今にして思えば、ツラック隊でソープとラキシスに出会ってしまった段階で、ツバンツヒにはもはや月野うさぎのようになっていくしか道はなかったのだろう。映画『花の詩女』や本編初登時でのクール・ビューティな姿が懐かしい。

「なんで……」「なんで…?」「なんでぇ~っ?」がセーラームーンだかプリキュアだかのアニメっぽくて面白い。こういった頭わるい系のエピソードもアニメ化したら楽しそう。

ミューリー・キンキー王女……
お、キンキーだ。わーい。でも顔は第5話のときのほうが好きだったな。

ふつうのセリフを言うのは初めて見た気がする。こんなしゃべり方だったのか。第5話のブラックスリーのときは「きゃっ!!」「サリオン様!!」しか言ってなかったはず。それ以外だと魔法少女みたいな格好でハスハでうろうろしていたときの「ここ どコォ~~っ やべぇ~~」(註)。というか、いつの間にハスハから帰ったのか。

 (註)NT2003年10月号 扉ページ。

学校にも帽子。これに関しては設定で「ジョーカーの学校は制服さえ着ていればあとは自由というところが多」(註)いから問題なし、とされている。国や家の伝統や風習への配慮でもあるという。日本の学校より先進的。

 (註)『スクールデザインズ』キンキーの項

『スクールデザインズ』では高等部の制服を着ていてたキンキーだったが、今月号では中等部の制服。後のページではスカートではなくズボンと記されている。へー。

パナールとタイトネイブ……
パナールがまともにしゃべるのも初めてかな。タイトネイブはいつものタイトネイブ。

『スクールデザインズ』から10年……
今月登場の学生キャラたちは2007年の『スクールデザインズ』でキャラシートが公開されている。たぶんこの学園エピソードを描くためのデザイン画集だったのだろう。それが10年越しでようやく本編に昇華されたと思われる。すごい。

ボケかましモード……
「だれ? このそうめんみたいな目の子」。ツバンツヒが初対面でしれっとケンカを売っていて笑った。<ボケかましモード>(註)にすでに入っている。よってこれ以降のすべてが茶番、ロールプレイと言ってもよいかもしれない。なにしろ本気でやりあえば全員ただでは済まない。

 (註)どうでもよい注釈。<ボケかましモード>といえばAF町だ。第5話、剣聖カイエンによって吹き飛ばされたクリスティン・Vの右腕に向かって、「ますたーーっ!! しっかりして下サイ」とボケていた。あの町はいい町だった。『リブート6』 p356欄外より。

イーシ・ルーマー……
初登場(のはず)。検索したら名前は『デザインズ5』に登場していたらしい。


(以下追記2017年6月22日)


下着ブランドいろいろ……
また作者の下着語りたい欲が出ていて笑った。出てきたブランドは「ブラデリス」「チュチュアンナ」「アモ」「ピーチ・ジョン」。これでまたF.S.S.読者の下着リテラシーが確かなものになっていく……。

タイトネイブの「わしなんかアモかピーチ・ジョンなのじゃ~~」がなんかいい。
ブラデリス https://www.bradelisny.com/jp/
チュチュアンナ http://www.tutuanna.jp/
アモ https://jp.amos-style.com/
ピーチ・ジョン https://www.peachjohn.co.jp/

だが女子の下着はもういいから次は男子の下着じゃ。メヨーヨ大帝(註1)やナオ・レイスル(註2)のチラ見えパンツのブランドを知りたい読者だって全国100万人はいるのではないか。ブランドが判明すればコスプレイヤー諸氏だって喜ぶというものだ。詳細が待たれる。いまF.S.S.に必要とされているのは永野にメンズブランドのネタを提供する男性アシスタントだ。

(註1)単行本13巻掲載キャラシート
(註2)単行本14巻に掲載されるでろうキャラシート

「理系の男子に人気」のツバンツヒ……
お、まじか。ツバンツヒの圧倒的な才能や知識に惹かれるのだろうか。おもしろい。

恋愛できないミラージュ女子……
タイトネイブのセリフ「ミラージュ騎士だの天照家の王女に告る男子なんているわけないのじゃ~~~~」。これは言われるまで気付かなかったが、たしかにそうだろうな。A.K.D.に限らずどこの国でもそうかもしれない。

ツバンツヒ……
頭かざりにはなにか秘密があるらしい。なんだろう。ぜんぜん想像つかないが。いまのところ設定では「中国の民族衣装で見られるものと同じ」(『デザインズ4』ツバンツヒの項)と書かれている程度のはず。「何だ何だ?」と言っているパナールが可愛い。

「ぬ~ぼ~っ」のコマのツバンツヒのデフォルメがなんか見たことない感じでこれも可愛い。

ここではチェスターフィールドコートっぽいものを着ている。ツバンツヒが紳士服的な襟のある服を着るのは珍しい。

朱塔玉座……
朱塔玉座の登場は、第6話で東の君、リンス、ソープが会話しているシーン(註1)以来か。描き込みが増えて第4話のとき(註2)に近くなっている。というより、第6話のがあっさりしていたのだろう。あの頃(単行本では12巻)のF.S.S.は上にも書いた「余白」の描写も含め、明らかに白っぽく、脂っこさが抜けて耽美・少女マンガの側に振れていた。2013年連載再開からはまたもとに戻った。

 (註1)リブート6 p378
 (註2)リブート4 p118

AFオーハイネ……
「あ、あの~ミラージュ騎士なんですけど」。これまた凄いセリフきたな。破壊力がある。『太陽戦隊サンバルカン』で変身後のレッドが一般マンションの呼び鈴を鳴らして「太陽戦隊です」と名乗ったというシーンを思い出す。

浮遊城観光案内 東窓口……
窓口に二つ張り紙(?)がある。一つは「新製品 空飛ぶえびいせんべい エビが空とぶかボケー」。自分に突っ込む広告。もう一つには「今月のみどころ クラウドシティ周回 プラント きのこ狩り」とある。クラウドシティというのは、設定では浮遊城の下部にある都市で、ダウンタウンと観光地とされている(キャラクターズ7 p76)。

観光案内スタッフが吹き出すコマが可笑しい。コマ背景を余白にして間を作っているという意味では単行本12巻以降の永野作画(註)と同様だが今回はその発展形といったところか。作者はときどき「他人の作品は見ない」と言うが、それは絶対ウソで、かなりの数の作品を見ていろいろ吸収していると思う。

(註)単行本12巻には余白を活かしたコマが複数ある。たとえばバギィ・ブーフの「ヤベェ こいつ!!」のシーンや、剣聖カイエンに敗れたナイアスのコマ。ちゃんと検証してないがそれ以前のF.S.S.にはなかった演出と思われる。

クロクル・ハーマン……
唐突にクロクル・ハーマンきたー!! この名前、10年ぶりくらいに見た気がする。私なんか存在すらすっかり忘れていた。ごめんよハーマン。


(以下追記2017年6月22日)


ルンと前髪ちょろん問題……
ルンも久しぶりに見た気がする。って、もしかして第5話でパイソンと決闘をして以来か。とすると本編登場は約20年ぶりか。あはは。あの時より大人びた印象がある。

前髪ちょろん問題。当時は前髪が一筋ちょろんとあったが、今回はなし。ほかに炎の女皇帝など前髪ちょろんキャラは少なくない。私はちょろん、なくてもいい派なのだが作者的には難しいところなんだろう。

ミラージュ正装……
ミラージュ正装の登場も久しぶりな気がする。ざっと調べたところ、第6話でサリオンが強引に着替えさせられたシーン以来。ミラージュは設定改編で服のデザインが一新されたが、この服はほぼ変更されなかったようだ。

AFオーハイネ……
「い、言ったのは…私…」。正直者のAFオーハイネ。ファティマは自己保身のために嘘をついたり黙ったりはしないのかな。なんかその辺の設定もあった気がするが忘れた。思い出したら追記する。

王宮内の案内……
「ここからは靴は脱ぐ! ボーシは取る!! コートも!!」と指導されて素直に従うツバンツヒ。新入社員のオリエンテーション的。しかし靴を脱いだり履いたりというシステムは不便ではないのか。敵襲の際に靴がなかったら困らないのか(むしろ靴は邪魔か)。

縁側(?)を歩くツバンツヒが緊張と高揚が混じったようなよい顔をしている。

ベラみやげのクマの置物……
ベラにそんなお土産が。北海道かい。

陛下とツバンツヒ……
もじもじしだすツバンツヒ。先月号では天照帝のことなんか「もういいの」とか言っていたのに。めっちゃ未練あったらしい。しかしあのとき天照帝は「逆らえばこの世から消え去るのみ…」(先月号)とも言っていた。ロマンチックであるように見えて実のところは一方的な関係でもある。

「そんな服を着る歳ではありませんが…」。へー。ツバンツヒに<若くもないのにセーラー服を着るのは恥ずかしい>という知識と感情があるところが面白い。天照帝からは「あまりに今の社会を知らなさすぎる」と言われているが、ちゃんと知ってるじゃないか。

正座するAFオーハイネ……
可愛い。なんか不思議な感じがすると思ったら、ファティマの正座が珍しいからか。「がんばれエストちゃん」に座ったエストがあった気がするがあれとはちょっと違う。第2話「クローソー」ではコーラス城の和室(?)でのミラージュ騎士団、トリオ騎士団、トランの騎士団の宴会シーンがあったが、あのときファティマたちは正座していたのだろうか。

アトワイト家の添い寝……
これもめっちゃ笑った。忘れた設定がいきなり出てくるのがF.S.S.の楽しいところ。

第3話「トラフィックス」でのリィの「今夜にでも…おうかがいしましてよ…」(註)に関しては、次のような設定がある。こういうのがあるので新規ファンの人にも『ナイトフラグス』はオススメしたい。

あれはいやらしい意味ではありません。アマテラスが本当に幼児のごとく、彼女が枕元にいてくれないと寝付けないということでした。

(『ナイトフラグス』パナールの項)


(註)「リブート3」p317


(追記2017年7月10日)


流行語大賞……
「マウンティング」に笑った。言ったのは誰だろう。イーシ・ルーマーかな。

今月のF.S.S.は2010年代の新語・流行語大賞の言葉が三つも出てきた。「マウンティング」と「壁ドン」は2014年ノミネート、「バクガイ(爆買い)」は2015年大賞。

天照王朝の女とは……
なんと、今月の女子中高生はみんな「同類」だった。すげー話になってきた。第5話でAFラキシスのことを「寝床仇」(単行本10巻p259 リブート未収録)とライバル視していたタイトネイブはともかくも、メナーやキンキーまでとは驚いた。

メナーのセリフ「美しさ女らしさなんて陛下の前には何の役にも立たないし!!」「だって全部陛下の方が上だもん!!」。ここも凄いセリフきた。なにしろ天照帝は作者が1時間も見惚れる(註)ほどの美しさだからな。そりゃ誰も勝てない。メナーは地団駄を踏んで憤っている(床が地団駄で壊れているのが凄い)。そういえば作者がその昔、「美少年キャラはそんじょそこらの美少女キャラより美しくないとダメ」みたいなことを言っていたのを思い出す。
 (註)F.S.S.カレンダー2009

ヴィジュアル系の世界では<男性はしばしば女性より女性的だ/美しい>というのは普通のことだし、中にはバンドマンを手本にメイクを学ぶファンすらいるほどだから、私は別に天照帝が美しいということに違和感はない。いや、天照帝はメイクではなく天然の美しさだからちょっと事情は違うが。

ミラージュ騎士は天照帝の恐怖によって支配されている、という設定はあるが、実は美しさで支配されている部分もかなり大きいのかもしれない。あれだけ美しければアイシャじゃなくとも陛下命にそりゃあなるだろう。あまりに美しいものを目の当たりにすればそれを追いかけ続けるしかない。などと言うと、なんだかMHやGTMやファティマという美しいものを延々と追い続ける読者たちのことのようだが。

ラキシスの強さ……
唐突に前景化するラキシスの女子力(?)の高さ。主役力と言うべきか。メタなネタだな。連載30年ならではの強みを感じる。

大奥軍団……
誰のことだろう。あり得るのはアイシャ・コーダンテ、ヒューズレス・カーリー、ピッキング・ハリス、ディッパ・ドロップス、イマラ・ロウト・ジャジャス、ミシャル・ハ・ルン、キュキィ・ザンダ・理津子ぐらいか。アイシャの天照への思いの深さは本編で何度か語られてきたが、他のキャラも実は似たようなものだったりするのだろうか。

ツバンツヒの知識欲……
「知識の権化」(註)であるツバンツヒが「カリギュラって無知ね!!」と罵られるおもしろ展開。まさか作者、この一言を言いたいがために「知識の権化」「饕餮」設定を作ったのではなかろうな(さすがに違うと思う)。
 (註)単行本13巻 p66

「無知」と罵られてしまったツバンツヒ。ちょっと気になるのは、天照王朝の内情について「無知」だったことよりも、なぜ人間の感情に「無知」だったのか、ということ。「ツラック隊」の中でツバンツヒはベラ国の子どもと遣り取りをして、「ひ…ひとの想い…か…感情を直接受け止める事がこれほど…」(註)と狼狽していた。ツバンツヒは人間(というか自分)の感情に無知だった。しかし知識欲の権化であるなら、謎だらけである<人間もしくは自分の感情>は研究対象として打って付けのはずで、とうの昔に人間界に降りて実地でフィールドワークでもやって、感情の理解に励んでいそうなものではないか。メカニックには興味があっても、人間や動物には興味がなかったのだろうか? それともカリギュラでは<感情>は科学的に解明されており研究テーマとして魅力がなかったのだろうか? ちなみにだが、女子高生となったツバンツヒの好きな科目は「民族学」(註)だそうなので、少なくとも現在のツバンツヒは人間の営みや文化にはかなり興味を持っているようだ。

(註)NT2016年7月号
(註)スクールデザインズ

原作者による二次創作……
今月のツバンツヒの最後のセリフ「なんで?? なんで? なんで?」。今月は「なんで?」に始まり「なんで?」で綺麗にまとまって終った。こういうところも今月はアニメか何かっぽかった。

『ユリイカ総特集永野護』で誰かが、F.S.S.は原作者本人による二次創作のようだ、と言っていたが、今月号もそういうところがある。これまでのF.S.S.では第5話でネッド・スバースが<超サイヤ人>のように覚醒したエピソードがバトル系の少年マンガのようだったし、第6話内の「プロムナード」は少女マンガのようだった。このことに関して評論家の岡田斗司夫は「別のテイストのマンガがやりたかったら別の連載をやるとか、[…]読みきり描くとかするじゃん。この作者はここの中(F.S.S.)で全部やっちゃうんだ」と言っている(註)。そういう意味では今月号はどこかで見たような学園アニメか何かのテイストを取り入れた「二次創作」的だった。

(註)BSマンガ夜話 F.S.S.の回

ラキシス、バイズビズ、エレーナ……
あの耽美なバイズビズ様が完全にラキシスの子分になっていてちょっと悲しい。反逆せよ。

ラキシスはナカカラへ行くらしい。なにが目的か。まさか「カツカレー」を食べておしまい、ではなかろう。ナカカラといえば第6話序盤でフィルモア軍とメヨーヨ軍が激突した場所。ダーナー・ラドンウェイ支隊長(たぶん本編未登場)のディスターブ隊がフィルモアとの軍事協定締結に向けて動いている、とされる(デザインズ3 p148)。単行本13巻ではナカカラでフィルモア元老議会も開かれている。まさかのダイ・グがラキシスに一目ぼれする設定(註)がここで生かされるのか。

(註)ソースがどうしても思い出せない。ネット検索するとこの設定に言及する記事が複数あるので私の思い違いではさそうだが、ソースは不明だった。

ブランド名……
ジェラート・ピケ http://gelatopique.com/concept.html
アナトリア(アナトリエの誤記か?)http://store.world.co.jp/s/anatelier/?try
どっちも私には縁のないブランドだった。

33年越しの「アレ」……
ってなんだろう。33年前といったら1984年。エルガイム放映の年。HMのGTM版が来るのだろうか。HMマークツーかと思ったが、第5話で一応MHスピードミラージュとして変形も披露しているからな。HMアモンデュールスタックか、HMヌーベルディザードかといったところか。


■その他の感想



ヤンキーとしての騎士……
今月はミラージュ女子中学生、高校生のヤンキーぶりに驚かされた回だった。F.S.S.におけるヤンキーといえばコーラス王朝だっただけに。しかし考えてみれば騎士はどこの国でも体育会系のはずでミラージュもそうなのだろう。

いちばん不良全開なのがメナーというのも面白かった。設定では「沈着冷静」(註)とされており単行本13巻でも「論理」を尊んでいたのだが、今月は感情的だった。まあ、先に「そうめんみたいな目」とケンカを売ったのはツバンツヒなのだが。一番ヤンキー感がなかったのはタイトネイブか。出自を考えればそりゃそうかもしれない。

(註)スクールデザインズ メナーの項

今月号も「お膳立て」……
作者は今月のインタビュで、魔導大戦は3159の「お膳立て」であると言っている。今月の本編はただの頭のわるーいドタバタ劇にみえるが、このキャラクターたちこそが後にミラージュ騎士として星団の人々を恐怖に陥れていく(はず)、と考えれば、今月号はなんと残酷な「お膳立て」か。今回に限らず、年表で未来が明かされているF.S.S.には、キャラクターたちの喜劇も悲劇すべてが時間によって押し流されていくという儚さがある。どんな小説にも映画にもそういった部分はあるのだろうがF.S.S.は年表の存在によってそれが強調される。作者がエピソードの中で儚さを演出しなくても。

ページ数……
今月は10ページ。4ページ減。

コマ数……
86コマ。1ページ平均は8.6コマと、多い。一番少ないページですら7コマもあるのが面白い。大ゴマや見せゴマはほぼ皆無。調べてないけど、2001年に魔導大戦の連載が始まって以来、もっともぎっちり詰まった回かもしれない。それでも制服ツバンツヒの全身ショットだけはばっちり入っているのはさすが永野護。


今月の感想おわり。

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