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NT2017年8月号感想(連載18回)ツラック隊エピローグ2

Category : F.S.S.

7月15日投稿
7月30日追記
7月31日追記
8月03日追記

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 * * *


以下、今月の感想。
「」内は基本的には今月号からの引用。
この記事は「可愛い!」「かっこいい!」「久しぶりの旧キャラや!」などのキャラクターに関する感想がメインなので、ストーリーを知りたい人にとっては得られるものが少ないであろうことを先に断っておく(親切)。



■扉ページ


AFシクローン(新規キャラシート)

可愛い……
なんか面白いポーズのAFきたー! 誰かと思ったらシクローンかい。いつも言うけどF.S.S.の新規キャラシートはバンドの新曲と同じなので、キャラシート一枚だけでもありがたくて拝んでしまう。ずーっと見ていられる。いやー、可愛いわ。服デザインの好き嫌いで言えばそれほど好きなデザインではないはずなのだが、可愛く感じる。なぜかは分からない。

べリー系のピンク色……
首のストールのベリー系のピンク色が綺麗。強くない色だが、かなり目を引く。例えるなら木苺のソースと牛乳を混ぜた飲み物のような色。2010年代のF.S.S.らしい色と配色。F.S.S.の「美味しそうな色」については別の記事に書いたのでいつか投稿する。

ミニドレス……
前合わせの首元だけアジア風。右前のようだが、ストールで隠れてどう合わさっているのかよく分からない。構造が気になる。

裾はレイヤード(二枚重ね)になっている。

アンブレラ・インジェクター……
音叉のような形だ、と思ったらほんとに「音叉」だった。あ、コーラス王朝で音楽関係だから音叉か、と後で気付いた。

ソックスのプリント……
これは新しいな。現代地球にはソックスのプリントは普通にあるので、ジョーカーにもあって当然だ。むしろ靴下マニアの作者にしては遅かったくらいだ。これをキッカケに今後はもっと派手なプリントも出てくるかもしれない。と期待したが、解説によればプリントは他のAFにはないらしい。なんだ。

靴……
赤色なのがよい。黒やグレーに逃げていない。ストールのピンク色ではなくヘッドクリスタルの赤色と合わせたコーディネート。

と、以上、このアシリア服を初めて見たかのような感想を書いてしまったが、確認したらNT3月号とかで既に登場していた。あまり印象に残っていなかったらしい。他のキャラが強烈だったせいか。

クラステン・ブラック……

コーラスのアシリアはクラステン・ブラックのデザインによるもので[…]


なにー! とうとうシアン夫人以外のデザイナーの名が出てきた。シアン夫人の独占禁止法違反を疑っていた金田淳子(註)もとりあえず一安心なのではないか。性別が気になる。男性デザイナーだったらかなり面白い。男性デザイナーである永野護が男性デザイナーをどんな人物として造形するか。

(註)『F.S.S.トレーサー2』p104



(以下追記20170730)



■本編の感想



ツバンツヒ……
カバンには子どもからもらった人形。

天照帝……
ケープ状の新衣装。今月は料理評論家みたいなことを言っている。

和食のお弁当……
ツバンツヒの和食志向は2007年の『スクールデザインズ』からある設定だが、それがようやく本編に出てきた。

「ふきのとうのたいたん」という関西方言が出ていて面白い。ウェブ辞書によれば「たいたん」は「煮物」の意味。

ツバンツヒの弁当は「見た目ババくさい」と言われたらしい。ということは、A.K.D.における古い時代の料理として、この和食(に酷似したA.K.D.料理?)があったということだろうか。『スクールデザインズ』掲載のリィやリトラなど学生たちも「好きな食べ物」として和食をいくつか挙げているので、おそらくそうなのだろう。まあ、この辺はあまり深く突っ込んでも仕方がない気はする。

しゃべる塔……
フロートテンプルの塔は「自己防衛のための意思」により発語ができるらしい。なんじゃそらの設定だが、でもMHヤクトミラージュがAFパルテノに「ママ」とか言い出したように、ロボットにも意思があるのがジョーカー世界だから、塔が意思を持っていても不思議はない。

ディッパ・ドロップス博士……
ひー! 誰かと思ったー! が、すぐディッパと分かった。メデューサみたいな髪型になったのは何故なのか。あと、かわった帽子をかぶっている。

ディッパの本編登場は、単行本11巻書き下ろしページ(p62)以来、約14年ぶりとなる。

ディッパはキャラシートが二つある。というか、二つしかない。一つは『キャラクターズ4』の白いミラージュスーツ姿。もう一つは『キャラクターズ7』の全身赤色の私服(?)姿。後者はあまり印象に残っていなかったが、いま見るとかなりオシャレで驚いた。そうか、ディッパはオシャレキャラだったのか。今月号でも細かいプリーツが入った面白いデザインのミラージュ服を着ているので、やはりオシャレなのだろう。

男性アシリア初公開……
ぎゃー! いきなり男性アシリアきたー!! まもちゃん先生もやってくれるなあ。キャラシートではなくいきなり本編で公開か。公開されてしまう前にどんなデザインになるか、具体的に妄想して遊んでおけばよかった。

ところで、男性アシリアは今月で本編初登場を果たしたが、実は男性プラスタは結局、未登場のままか。と今ごろ気づいた。プラスタは現在も宇宙用などとして活用されているので、今後あるはずのイオタ宇宙騎士団の宇宙戦シーンで、三条香のAF大門のプラスタ姿が拝めるかもしれない。

AFアキレス……
かなり直球のSFっぽい服で、意外だ。昔、好きだったブランドの服に似ていて懐かしい。

AFイカロス……
礼装的なスタイルが衝撃的すぎる。ちょっと前に「男性ファティマが「背広」を着る可能性」という日記を書いて、その中で男性ファティマの「スーツ姿」「執事姿」「礼装」について言及したけど、まさか実際に来るとはね。あーびっくりした。ファティマに礼装というヤバさ。

私はファティマ服として「スーツ」や「礼装」が採用されることはない、と考えていたのだが、それはまず何よりも生地の問題があったからだった。スーツも礼装も、ウールなどの「布地」だからこそのファッションであって、これをファティマ服の透明光沢生地で作れば、かなり独特な雰囲気になってしまう。率直に言えば、変な服になりかねない。これが例えば女性のミニドレスやスカートならば、透明光沢生地であってもSFファッションとして問題なく成立するのだが、男性のスーツや礼装の類には透明も光沢も合いにくい。残念ながら今月号はコマが小さいため素材感がよく分からない。作者はこの難題をどう料理するか。キャラシートを楽しみに待つ。

かつてのイカロスのデカダン服は80年代バブル期らしいドレッシーな服だったので、ドレッシーという意味では今回のアシリアは正統進化と言えなくもない。

細身のドレッシーな服という意味では、『デザインズ5』で衝撃的だったヴィジュアル系めいたモラード・カーバイトの装いと同じ流れにもある。さらに遡れば第6話でマドラ・モイライのスカートをめくったときの剣聖カイエンも礼装だった。

男性デカダン服と光沢表現についてメモ……
今月号とは関係ないが、男性デカダン服について。男性デカダン服は不遇だ。女性用に比べ、デザイン数が圧倒的に少ない。しかもAFイカロス(註1)、AFアキレス(註1)、AFバラッティー(註2)など、F.S.S.初期に描かれたものがほとんどだ。ここ20年ほどは新規キャラシートもないし、本編登場もなかったはずだ(註3:追記)。私は、今の作者の絵柄で描かれる男性デカダン服が見たい。注目は光沢表現だ。女性デカダン服は90年代後半以後、光沢ありで描かれ始めた。例えば80年代の第2話「クローソーの章」でのAFウリクルのキャラシートは無光沢だったが、同じコーラスのデカダン服を着た90年代後半のAFモンスーンには光沢がある。同様の例は他に複数ある。これは光沢全開のプラスタが登場したことに伴う、絵柄のアップデートだった。ところが残念なことに、男性デカダン服はここ20年ほど、新規デザインもなければ本編登場もないため、絵柄がアップデートされていない。男性デカダンもまた見たい。イラストを描けるF.S.S.ファンの人は、光沢全開のデカダン版イカロスやバラッティーを描いてみると面白いと思う。昔とは雰囲気ががらりと変わるはず。
 (註1)『キャラクターズ7』キャラシート掲載
 (註2)『リブート3』p186に登場
 (註3:追記) たぶん、本編に男性デカダン服が描かれた最後の例は、AP騎士団の無名のAF。第5話のハレー脱走のエピソードに3人登場していた(リブート6 p91)。1997年の連載だから、ちょうど今から20年前。どれもよいデザイン。なのに今まで完全に忘れていた。私もまだまだ修行が足りない。(さらに追記:2008年発行のデザインズ3にオブリサイドとシャズラブが登場していた)


とはいっても、男性デカダンはしばらく描かれないと思う。アシリアが発表されたばかりだし。なので、男性アシリアの展開に期待する。これまで、女性読者が着てみたいと思う魅力的なAF服は、たくさん描かれてきたのだから、今度は男性読者が「これ着たい」と思うような服がどんどん出てきてほしい(が、これは無理な注文でしかない。数が少ない男性AFはそもそも活躍の機会が少ない)。

兄様……
イカロスがアキレスを「兄様」と呼んでいる。



(以下追記20170731)



ミラージュ男性……
和服っぽいミラージュ衣装を着た老年男性二名。誰だろう。ダグエラン・ルスとメルカ・ルーモアーズでよいのだろうか。二人ともキャラシートは「デザインズ1」に載っているのだが、比べてみても今ひとつ確信が持てない。ダグエラン(?)はレーダー8世に見える。

塔?……
「何?待て!」と言ってるのはミラージュ騎士なのか、塔なのか。塔だったらちょっと面白い。

GTMの衝撃波……
リング状の衝撃波が美しい。なんか線がいつもより細い気がする。それと効果音の線がにじんで見えるのは何故だろう。

AFヴィッターシャッセ……
うう、好きなAFだったのにこの服での初登場がこんな小さいコマなんて泣ける……。あ、どうでもよい補足。今回に限らず、私の「好きなAF」というのは、キャラクター性や内面ではなくデザインが好きということ。

AFオーハイネ……
60年代だか70年代だかの少女マンガのように両手を顎にあてて「ウフッ」とか言っていてコワイ。オーハイネも次第に地が出つつある。

ツバンツヒ……
ツバンツヒのセリフ「陛下がロリロリ法違反で罰されてしまいます~」。口調が少女期のママドア・ユーゾッタみたいになっとるぞ。絵は今までのツバンツヒで一番可愛い。

単行本13巻登場時は、まだ映画『花の詩女』の劇中どおりのクールな声色でセリフを脳内再生することができたが、女子高生になってからはもう無理だ。月野うさぎだかの声色でないと。

どっげーん……
ツバンツヒがレバーを踏んだときのオノマトペが「どっげーん」。これまでのF.S.S.では「げいーん」が主流だったと思うのだが、「どっげーん」が新たに加わった。いかにも永野的な表現。レバーを押して「どっげーん」という音がすることは普通、ないので、擬音語ではなく擬態語と理解すべきなのか。どちらか分からないオノマトペはF.S.S.に限らず日本のマンガではよくある。

GTMマークツーの頭部……
クリスタル部分にファティマの影が見えている。言うまでもないが、これはエルガイム時代の「中にファティマがいる」という設定のアップデート版。マークツーは凛々しいキメ顔だが、ファティマは「ひええええ」と言っているというギャップ。

ちなみに、映画『花の詩女』でもGTMマークツーのクリスタル部分からは人型になったシンファイアが見えていた。



(以下追記20170803)



ワルツ・エンデのお姫様だっこ……
お、久しぶりにエンデの本気のマキシマムバスタータイフーンか? と思ったら、まさかのお姫様だっこで笑った。しっかりと姫(?)のポーズをキメつつ目線はGTMを捉えている天照帝が可愛い。

女性より女性らしい男性(註)であるところの天照帝を、ショタがお姫様だっこするという構図。倒錯マンガであるF.S.S.らしい。

 (註) NT2017年7月号のシトロン・メナーのセリフより

これまでのF.S.S.にもお姫様だっこのシーンはあった。印象的なのは、なんといっても第6話のダイ・グと剣聖エナのシーン(註)だろう。こちらも今回同様、変化球だった。もっとベタなお姫様だっこはないのか? としばらく考えて一つ思い出した。同じく第6話でランドアンド・スパコーンが出会ったばかりのヘアード・グローバーをお姫様だっこしていた(註)。そういえば映画『花の詩女』でもボットバルトとアデムというペアもあったか。けっこう多いな。

  (註) 単行本12巻、リブート7巻

折れる塔……
塔が折れることは以前から予告されていた。てっきり悪魔関係かと思っていたぞ。

AFバクスチュアル……
おー、久しぶり。第4話「放浪のアトロポス」以来の登場か? 

この服はデカダンということでよいのだろうか。デザインの印象は変わっていないが、昔のキャラシートと比べてみると、実はかなりリファインされていることが分かる。

打ち首……
A.K.D.には日本の近世だかの打ち首のようなシステムがあったらしい。

悪者なAFオーハイネ……
ツバンツヒのことを「こんなオモシロイマスター」などと言っている。そうか、マスターをそういう目線で見るようなファティマだったのか。AFオーハイネはフローレスの称号を持っており、見た目もまともそうだったが、実はかなりの悪者だったらしい。

先月号では「あ、あの~ミラージュ騎士なんですけど」という凄いセリフがあったし、今月号で塔が折れたのも、元はといえばオーハイネがマスターを無闇におだててからだ。今月号でルンが言った通り、オーハイネは「ハグ」「ちゅー」イベント発生を演算で的中させ、最後には「マスター幸せそう!」「うれしい!」と喜んでいる。すべてはマスターを喜ばせるための壮大な計画だったのだろうか。

新しいGTM……
天照帝のセリフ「これなら新しいGTMができるよ!!」。一体なんのことだろう。GTMツァラトラは一応完成しているはずだし、旧MHヤクトミラージュだって3008年式典ですでに披露しているはず。マークツーのような変形GTMを新たに作るつもりなのだろうか。

マークツー=イカヅチ丸……
えー。これはあんまり嬉しくない設定だな。MH雷丸はわりと好きだったので、GTM版も楽しみしてたのにな。


■その他の感想


少女マンガ……
今月号の、天照帝がツバンツヒのお弁当を「おいしい」と肯定するという構図は、古の少女マンガに似ていた。それで思ったが、せっかくツバンツヒが女子高生化し、ミラージュ女子高生たちも本編登場したのだから、どうせならコマ、吹き出し、詩、独白などが多重レイヤー構造化した、いかにも少女マンガ的な演出の回も見たい。とか一瞬、思ったが、近頃の作者はそういった寄り道はしなさそうではある。

「ツラック隊」終了……
第6話の一つの山場である「ツラック隊」が今月で終了。これまでの扉ページに出ていた剣聖スキーンズや、『デザインズ5』収録のGTMホウライ(旧MHアシュラテンプル)やGTM破烈の人形(とAFヒュートラン)も出るかと予想していたのだが、出なかった。

新規キャラのコマが小さい
「ツラック隊」終盤は、新規デザインのキャラのお披露目のコマがことごとく小さかった。これはF.S.S.では異常事態と言ってよい。作者が進行を急いだせいだろう。AFパトラ、男性アシリア、AFヴィッターシャッセが小さなコマだったのは残念だ。たぶん作者にとっても不本意なコマ割りだったと思う。

ページとコマ数……
今月も先月に続き10ページ。コマ数は72。1ページ平均7.2コマ。

連載回数……
今月で連続18回。これは連載史で単独2位の長期記録。このままあと8回続くと単独1位になるが、そんなに続けなくてよいので、そろそろ休載していただきたい。

単行本14巻……
単行本14巻には、これまでの連載18回分が収録されるはず。収録される連載の数は史上最多。なのだが、今回の連載は減ページも3回ほどあったので、17回分収録の単行本12巻とページ数はあまり変わらないと思う。


感想おわり。







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初めまして

いつも読み逃げしてますが、楽しく拝見しております。

確か連載再開大改編のときにチョロチョロっと検索して(ガラケーしかないもので)こちらを知りました。



新しく名前の出てきたデザイナー、クラスデン・ブラックは、文章中の「デカダンスーツも彼女のデザインラインを踏襲している」とあることから女性ではないかと思います。



自分はFSSのどちらかというと話の面白さに惹かれていて、ロボットに関してはGTMもMHもどっちもカッコいいと思ってる程度のファンなので、こちらの深い考察に“なるほど、そういうふうに見てるのかぁ~”と毎回楽しまさせてもらっております。


これからも長く続けてください!


No title

はじめまして。何年も前からありがとうございます。読んでみて少しでも発見があるならこちらも幸いです。

>クラスデン・ブラックは、文章中の「デカダンスーツも彼女のデザインラインを踏襲している」とあることから女性ではないかと思います。

見落としておりました。初の男性デザイナー登場に期待していたので無念ですが、いずれにしてもシアン夫人以外のデザイナーですから楽しみです。

>これからも長く続けてください!

作品の8割は理解した、と思えるか、もしくは作品に飽きるまでは続けるつもりです。
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